こんにちは。ねむぺんです。
前回記事、『スポーツの秋』ということで夫婦でボーリング真剣勝負をしてきました。
よかったらご覧ください。久しぶりの運動楽しかった~!下記リンク貼っておきます。
今回は、最近見た映画2作品についてお話したいと思います。
2作品ともに、『ひと夏の思い出』をテーマとした作品になっています♩
※下記、多少ネタバレ含みますのでご注意ください。
まず、1作目に『竜とそばかすの姫』です。
ねむぺんは元々細田監督の作品が好きなので、こちらの作品も映画館にて鑑賞予定だったのですが、コロナの蔓延のため感染を懸念し映画館に行くのを断念していたんです。とっても気になっていたので、先日金曜ロードショーにて放映されると聞き、楽しみにしていました。♩
細田監督作品と言えば、『時をかける少女』や『サマーウォーズ』等有名な作品が多くありますね。中でも私の好きな作品は、『おおかみこどもの雨と雪』です。
人間の母はなが、おおかみと人間の間に生まれた兄弟の雨と雪の子育てを通して、2人のそれぞれの生き方を見届ける作品になっています。気になる方は是非ご覧ください。
今回鑑賞した『竜とそばかすの姫』のあらすじは、主人公のすずがインターネット空間を通じて、幼少期の母の死をきっかけに歌えなくなっていた『歌』を再び歌えるようになり、インターネット空間「U」にて、『歌姫“Belle”』となります。
その中で『竜』と出会い、突如現れたUの秩序を乱す竜を排除しようとする者たちから竜を救うため、『歌』を届け、現実世界とインターネット世界が繋がった時、奇跡が起こるという物語です。
このお話は、細田監督がディズニー作品の『美女と野獣』が好きで細田作品ならではのインターネット空間の世界の『美女と野獣』の作品を作りたいという思いから生まれた作品だそうです。物語のあらゆる部分に、美女と野獣をオマージュしている箇所があります。作品を見て探してみてください。♩
作品を通して、『SNS』等でインターネット世界が普及する今、簡単に情報を発信したり、受け取ることが可能になっているからこそ、人や作品を勝手な解釈で非難したり、正しい情報でないことを鵜呑みにしたりして、誰かを傷つける可能性があることを忘れたくないなと思いました。
また、この作品では『歌姫Belle』の美しい歌声と映像美がとっても魅力的です。♩
歌姫Belleの歌声を担当しているのは声優初挑戦の芯がソングライター『中村佳穂』さんです。透き通った歌声に、きれいなバラードのメロディがぴったりです。
心が洗われるような綺麗な歌声…。今回映像と一緒に聞いてみて感動で心が震え、気が付くと涙が流れていました。
作品を見る前よりも、見た後のほうが更に楽曲が心に響くようになりました。中でも、『はなればなれの君へ』は、映像・音楽ともに感動的で、是非見てほしいシーンです。
細田作品ならではの『インターネット世界』と、見事な映像美に素敵な楽曲を楽しめる『歌』がつなぐ奇跡。ひと夏の思い出の感動作!是非チェックしてみてくださいね。
2作品目に、『雨を告げる漂流団地』です。
本作品は、日本のアニメスタジオである『スタジオコロリド』の最新作となっています。有名な作品で言うと2018年には初の長編作品で『ペンギンハイウェイ』、2020年には『泣きたい私は猫をかぶる』は、コロナ禍で劇場公開を断念しネットフリックスで配信されましたね。
ペンギン好きなねむぺんは、劇場で『ペンギンハイウェイ』鑑賞しました。登場するペンギンたちが可愛いのはもちろん、ストーリーとしてもとっても面白いので是非気になった方はご覧ください。♩
今回鑑賞した『雨を告げる漂流団地』のあらすじは、姉弟のように育った幼馴染の航祐と夏芽(なつめ)は、航祐の祖父安次(愛称:やすじい)の他界をきっかけにぎくしゃくし始めたのですが、夏休みのある日取り壊し予定の航祐と夏芽が幼い頃安次と一緒に住んでいた団地通称『おばけ団地』へクラスメイトと一緒に忍び込みます。夏芽から紹介され、航祐たちは昔から団地に居るという謎の少年「のっぽ」に出会い、不思議な現象に巻き込まれ、気づけば団地が海に漂流してしまいます。
海を漂流しながらのサバイバル生活の中で、泣いたり喧嘩したりしながら力を合わせる子供たち。果たして元の世界へ戻れるのか。ひと夏の別れの旅の物語となっています。
まず、さきほど紹介した「竜そば」もそうですが、こちらの作品も色彩豊かで映像がとっても綺麗で魅力的です。最後の現実世界へ戻るシーン等、色彩に注目して見てみてください。♩
『建物の供養(のっぽくんとの別れ)』を通じて、どんなものにも魂が宿っているということをファンタジーに描きつつ、この漂流期間で夏芽の心の中にあった安次の他界をきっかけに、自分には心を許せる居場所がないという『孤独な気持ち』や、『寂しさ』にフォーカスしており、だれにも迷惑をかけまいと我慢してきた気持ちを、漂流生活を通して航祐と仲直りをし、クラスメイトとの旅の中で誰かに頼ってもいいのだと知った夏芽が、最後現実世界に戻った時に、母親へ『本当は甘えたかったんだ』と伝えるシーンにはぐっとくるものがありました。
また、途中の喧嘩シーンでクラスメイトの令依菜が夏芽に対して、また航祐が夏芽に対して酷い言葉を言い放ってしまうシーンがありますが、これは『相手へ傷つける言葉を伝えてはいけない』といった子供たちへの教育的なメッセージの意味合いもあるのかなぁと感じました。
漂流生活の上を続けていくうえで子供たちが喧嘩をしたり、衝突を繰り返したり、半ば仲間割れが起きたりしましたが、いろいろなことを乗り越え、結束が深まり最後には『絆』が強くなっていたように感じました。
『団地』という『人と人の繋がりが強く感じられる』コミュニティを題材として、人との繋がりが希薄になっている現代で、子供たちの漂流団地の大冒険によって、人との出会いと別れを通じて人との『絆』や『繋がり』をもっと大切にしたいと改めて気づかされる作品だと感じました。
漂流中のサバイバル生活にハラハラドキドキしつつ、夏芽や他の子供たちの友情や絆が深まり、心の変化や成長に心が揺さぶられるひと夏の別れの物語。感動作です。是非ご覧ください。♩
皆さんもおすすめの映画作品や、ネットフリックス作品ありましたらコメント欄で教えてください。♩
ではでは、次回もお楽しみに!