こんにちは、ねむぺんです。
前々回より、入籍・同棲してからの夫婦の軌跡を記録しています。良ければご覧下さい。↓
今回も、続きを書いていきたいと思います。
※体調不良(精神的な疾患によるもの)の描写があります。苦手な方は、読むのをご遠慮ください。
夫の病状は落ち着いてきたものの
少しの遠出は出来るように
夫の病状は落ち着いてきたため、散歩に出かけたり平日であれば、少し遠出したりすることもできるようになりました。
車を持っていたので、車に乗って隣町や岐阜市方面にお出かけすることもしばしば。
2人でお出かけ出来るようになり、夫は笑顔を見せることも少し多くなりました。
体調や精神面はまだ不安定ながらも、段々と夫の調子が安定してくるといいなと少し安心していた矢先、私にも症状が出てきてしまったのです。
相手の気持ちを考えすぎてしまう
私のもともとの性格上、『相手の気持ちを考えすぎてしまう』ことが多くあります。これは、自分に近い存在や大切な人であればあるほど、強く出る傾向があります。
夫の症状が悪くなり、通院し無事休職出来るようになったため一安心したはいいものの、私も夫と同じ境遇だった過去もあり、夫が今現在このような状態になっていること、今どのような心境でいるんだろうか、今は辛くないのだろうかと夫を心配する気持ちが日に日にふつふつと湧いてきました。
そして、私がもっと早く決断して病院に連れて行ってあげていればこんな状況にはならなかったのではないかという自分に対する責める気持ちや罪悪感。この2つの気持ちでいっぱいになり、段々と自分に対する罪悪感が日々より増えていくようになりました。
岐阜に引っ越してきて色々な状況が一気に変わったことで、私自身が環境の変化に馴染むこともあまりできておらず、夫とゆっくり話すこともできないままで、互いにいっぱいいっぱいの生活でした。そんな生活を過ごしていくうちに自分の精神状態も、いい状態ではなくなっていったんです。
段々とその罪悪感に対する気持ちが増えていくと、パニック発作が起こるようになりました。
パニックがさらにパニックを呼ぶ
動悸からの過呼吸
動悸から始まり、症状がひどくなると呼吸がしずらくなり過呼吸になることも。この感覚は、前回適応障害を患った際にも出た症状で、動悸がするようになってからはなんとなく嫌な予感がしていましたが、見事的中してしまいました。
パニック発作は、長くても10分もあれば落ち着くのですが、パニックになればなるほど、症状は悪化していくんです。
大丈夫大丈夫と案じていれば自然と呼吸も出来るようになり段々と落ち着きますが、『どうしよう、息苦しい、なんとかしなきゃ』と焦ってしまうと逆効果なんです。余計に息苦しくなってしまいます。
過呼吸時に大切なのは、吸うより『息を吐くこと』
過呼吸になったときに、やってはいけない注意したいことが『焦って息を吸い込む』ことです。息苦しくなると、息をたくさん吸い込まなくてはと思い急いで息を吸うと余計苦しくなります。
大切なのは、『長くゆっくりと息を吐く』ことです。
ふ~とゆっくりと息を吐くことで、段々と自然と呼吸が落ち着いてきます。これは夫が教えてくれたのですが、夫には本当に感謝しています。
今でも、不安からくる過呼吸に襲われそうになったときは、過呼吸になる前にまず呼吸を整えるようにしています。もちろんその時もゆっくりと息を吐くことを意識です。
不安を受け入れて、不安を逃がす方法を持っておく
過呼吸や動悸がするようなパニック症状が発症するようになり、私も夫のかかりつけの主治医にかかることに。
その時に先生からアドバイスを受けたことは、『不安を受け入れる』そして、『不安を逃がすための方法を持っておくこと』です。
まずは、自分が今不安な状態なんだなと受け入れること。どうにかしようといますぐ治さなくてはと思わなくて大丈夫なんだそう。確かに、早く治そうと思ったり、この状況から脱さなくてはと思えば思うほど、人は焦りが出てきてしまうものですよね。
また、その不安を逃がすための方法を持っておくことを言われました。不安な時は、女性は『ふわふわとしたものを持っておく』『可愛い・かっこいい・懐かしいという感情を持つこと』が、不安を逃がすのに有効になることが多いそう。
そこで私は、手のひらサイズの人形やマスコットキーホルダーを身に着け、不安になりそうだなと感じた時にそのふわふわを手に感じることで、自然と不安な気持ちが和らぎ少しリラックスすることができました。
また、可愛い・かっこいい・懐かしいの感情を持つ。これは、好きな俳優やアイドルなどの動画を見るでもいいですし、懐かしいドラマや写真でも有効でした。
私は韓国アイドルが好きなので、不安になったときはYouTubeで韓国アイドルのMVを見たり聞いたりしていました。自然とその音楽の世界に没頭でき、リラックスできました。
不安と共存して暮らすこと
先生からのアドバイスを受けて、処方されたお薬を飲みつつ療養生活を過ごし『不安に感じる気持ちを否定・拒否せず受け入れること』が大切だと感じました
人はみな生活をしていく上で、特に新しい環境等に変わったとき、不安を感じるのは当然ですよね。(まったく抵抗のない方もいるかもしれませんが。)
その不安を、いますぐになんとかしなくては。と前までの私なら『最悪の事態が起こらないようにするにはどうしたらいいか。』
そのことに捉われて、なかなか動き出せずにいたり、起こってもいない最悪の事態を想定することで度々パニックを起こしていました。
日々の生活で不安は生じるもの。新しい環境ではもちろん不安に思って当然だし、思っても大丈夫。そう思って、自分の不安な気持ちを受け入れてあげることで、以前より楽に生活が出来るようになりました。いまではパニック症状が0ではないものの、日常生活ではほぼ無くなりました。
不安だけではなく、自分の気持ちを受け入れること。簡単なようでとっても難しいですね。今後も私自身の課題になりそうです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。また次回もお楽しみに。