こんにちは、ねむぺんです。
前回より、私たちが入籍・同棲を始めてからの今までのの軌跡を記録しています。良ければご覧ください。↓
今回は、休職することになってからの夫との生活編です。
※体調不良(精神的な疾患によるもの)の描写があります。苦手な方は、読むのをご遠慮ください。
休むように言われたものの
無事先日心療内科の初診を終えた夫は、毎日深夜に帰ってくるような激務の生活からいきなり何もせずにゆっくりと休む生活の『ギャップ』が激しかったようで、落ち着かない様子でした。
『休んでください。』とは言われたものの、どのように休んだらいいのか。自分は会社に行ってやらなくてはいけないことが沢山あるのに、家に居ていいのか。周りの人に迷惑をかけてしまっている罪悪感。たくさんのことが頭をよぎり、全く心が休まりません。
この時の夫の気持ちが、痛いほど分かりました。私も当初夫と同じ『心の病』を患った際に同じことを考えていたからです。
『人に迷惑をかけてはいけない』『きちんと、完璧にこなさなくては』『自分でちゃんとやらなくては』と、私以上に真面目な性格の夫は、自分で自分自身を苦しめていたのではないかと思います。あの頃の夫は、今思い返しても本当に辛そうでした。
家が唯一落ち着く場所。外出が怖い
休職する日々が始まって以来、ずっと家に引きこもったままの夫。1週間程度経つと、家が唯一落ち着く場所なので、家の中では病気を患っていることを忘れるほど元気な姿を見せてくれることもしばしば。
暫く外に出ていなかったので、そろそろいい頃だろうと夫を連れて近所にお散歩に行くことに。
外に出て、歩き出すと夫の様子が変です。息苦しいとフラフラして気分が悪いと。家を出て数分で帰宅です。次に、『外出が怖い』という問題が発生しました。
私も、忘れていましたが当初この症状を経験しました。
夫が前職で勤務していた会社は、自分たちが住んでいる地域にあったため、知り合いや会社の人が近くに居るのではないか、誰かに見られていたらどうしようと。
その恐怖や恐れから、気分が悪くなり息苦しくなるんです。
うつ病と適応障害の違い
よくある心の病で聞いたことのあるもので『うつ病』があると思います。私と夫が患っていた病は『適応障害』と『軽いうつ症状』というものでした。
よく聞かれるこの2つの病ですが、実際に患った私が感じたうつ病との違いは、『ストレスの原因となるものから離れると症状が良くなる』ということです。
対するうつ病は、ストレスとなる原因と切り離してもすぐには良くならないそうです。
実際私も夫も、このうつ病と適応障害の間に居るような診断でしたので、すぐに回復したわけではありませんが、『ストレスとなる環境:職場』を切り離すことで段々と症状は良くなっていきました。
セロトニンが大切
このうつ病や適応障害などの心の病を患うと、『セロトニンが不足している状態』となります。セロトニンとは、幸せホルモンのことです。
通常の状態なら、人間はセロトニンを自分で生成することができるのですが、心の病を患っている状態だとセロトニンを通常通り生成することが難しくなるのだそう。
よって、お薬を飲んでセロトニンの生成を促すことが多いんです。
それ以外にセロトニンを生成する方法は、『太陽の光を浴びること』です。
セロトニンは、太陽の光を浴びることで生成されるんだそう。人間の体ってすごいですよね。
セロトニン生成のためお散歩練習の日々
外出が怖い夫との、二人三脚でのお散歩練習の日々が始まりました。
初めは、5分や10分。家の近くに川原があったので、家の近くでお散歩です。
外の空気を吸いながら、2人でたわいもない話をしながら、ゆっくりとお散歩する時間。
夫は相変わらず辛そうでしたが、日に日に歩ける時間も長くなっていきました。
今までのこと、これからのこと、沢山の話をすることが出来ました。
このお散歩の時間が、夫婦の時間を取り戻すのに大切なひと時になったと今では感じています。
今回はここまで。今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。次回もお楽しみに。